ナス 歴史
野菜の歴史 か 野菜と果物のお役立ち情報へ戻る
ナスの歴史
ナスはインド原産といわれていますが、中国には千年を超える栽培の歴史があり、どちらが古いのかは定かではありません。
中近東や地中海地方にも伝わったナスは、アラビア地方では5世紀に栽培の記録があり、北アフリカでも古くから栽培されていたようです。
しかし、ヨーロッパでのナス栽培の歴史は浅く、13世紀に入ってようやく作られる様になりましたが、観賞用としてのもので、食用としては17世紀に入ってからです。
日本には中国を経て入ってきたようですが、750年ごろの書物に記載があることから1200年以上の歴史があるものと思われます。
江戸時代には初なりの茄子は賄賂に使われるぐらい高価で、人気のあった野菜だったそうです。
ちなみに、ナス主産県6県のJAなどでつくる冬春なす主産県協議会では、4月17日を「よいナス」とのごろ合せから「なすび記念日」と制定したそうです。