パインの歴史
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パインの歴史
形が松かさ(Pine)で、味がりんご(Apple)のようだということから名付けられたパインアップル=パイナップル。
その原産地はブラジル南部、アルゼンチン北部、パラグアイになります。
新大陸で発見された当時にはすでに中部アメリカ、西インド諸島に伝わっていましたが、新大陸発見後には世界へと広がっていきました。
現在の主要栽培品種はスムーススカイエン種といいましが、コレは1800年代フランス領ギアナからフランス・イギリスへ広まります。
その後、アメリカのフロリダ、ハワイに伝わります。
日本では沖縄の石垣島に始めに伝わったそうです。
何でも、座礁したオランダ船から 漂着した苗が沖縄に伝来したのが最初なんだそうです。
1927年ごろには台湾から別の品種の苗が輸入されると、台湾から栽培農家も移り住み本格的な栽培に取り組みました。
その後、缶詰工場が建設されましたが、戦争で壊滅的な被害を受けます。
戦後栽培が再開されると1960年代には沖縄の経済を支えるまでになりました。
現在は冷凍パインの輸入自由化や外国産の安いパイナップル缶詰、需要の低下などにより落ち込みを見せていますが、沖縄を代表する果物にはかわりありませんよね。