日本梨の歴史
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日本梨の歴史
弥生時代ごろの遺跡からは梨の種子が出ています。
このことから、弥生時代にはあったのではないでしょうか?
日本書紀には桑・栗などと共に梨の栽培が奨励されていたと記載されていますし、奈良・平安時代の貴族の間では儀式に使われたり、歌に読まれたりと重要な役割を果たしています。
信濃の国や因幡の国から献上品として扱われていたともあるんです。
江戸時代になると調理法や名産などを書き記した本まで登場したそうですよ。
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ところで、梨の名産地の一つ千葉県では230年ほど前に市川市で栽培されたのが最初だそうです。
穀物の栽培に適さない砂地の尾張・美濃の地域で梨の栽培が盛んなことに着目し、尾張藩の許しを得て接穂を得たことから始まります。
その後研究を重ね多くの農民に広まり見事梨の産地として有名になりました。
ほかにも「二十世紀梨」はゴミ生まれだったりと実にユニークな誕生秘話もあるんですよ。
※千葉県松戸市に住む13歳の中学生である松戸覚之助が親類の裏庭のゴミ捨て場に生えていた小さな梨の木を偶然発見して植えたのが二十世紀梨の始まりだそうです。