ジャガイモ 歴史
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ジャガイモの歴史
ジャガイモの歴史は飢餓と共に有ります。
じゃがいもの原産地は、南米のアンデス高原といわれており、今でもアンデス山系3000m以上の高地には野生のじゃがいもがあるそうです。
コロンブスの新大陸発見以降、スペイン人によって、ヨーロッパへとつたわりました。
しかし当初、毒があるという噂があり、観賞用や飼料用として栽培されていました。
あのマリー・アントワネットはじゃがいもの花を好み、帽子の縁に飾っていたそうですよ。
食用として一般に広まったのは、ドイツで冷害により食料危機に陥ったことからです。
飢饉対策のために栽培が奨励されたことから広まったそうです。
日本へは、1600年前後にオランダ人によって長崎に持ち込まれました。
現在のジャカルタから来たので、ジャガタライモと呼ばれていたそうです。
日本でも、飢饉の時の作物として広まりましたが、当時の品種は味が淡白で、日本人の口には合わずに普及しなかったそうです。
本格的に栽培されはじめたのは明治時代になってからです。
現在では種類も増え、紫色のものまであるそうですね。