カブ 歴史
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かぶは葉に栄養満点!すぐき漬けもいいんです~
かぶの歴史
東日本の赤かぶ派と西日本の白かぶ派 「おおきなかぶ」はどっち派?
カブはアフガニスタン~地中海沿岸の南ヨーロッパあたりが原産地と言われています。
ヨーロッパでは紀元前から栽培されており、日本には弥生時代には渡来していたものと思われています。
「古事記」「日本書紀」にも記述があるほど密着していて、いまでは多くの地方品種(約80種)があります。
そういえば春の七草の「すずな」もカブのことですね。
現在日本にあるカブは愛知-岐阜-福井を結んだ境界線から、西日本のアジア系と東日本のヨーロッパ系に分かれるそうです。
なぜここに境界線が出来たのかは謎ですが、どうやら流通ルートや気候で分かれてしまったようですね。
ところで、ふっと気になったのが、ロシア民話の「おおきなかぶ」
おじいさんをおばあさんが引っ張って、おばあさんを孫が引っ張って・・・というやつです。
大きいし、(絵本では)白いということは、アジア系のカブだったのでしょうか?
ヨーロッパ系はシベリア経由ということなので、赤くて小さい方が適切な気がするし・・・。
しかも、大勢で引っ張ってやっと抜けたということは、カブではなかったのでは?
ロシア料理として有名な(実際はウクライナなどの料理ですが・・・)ボルシチ。
赤いスープのもとのビーツも実はテンサイという大根の一種。
(見た目は赤カブっぽい。)
桜島大根も見た目は巨大カブのようだし・・・・
実は「おおきなかぶ」ならぬ「おおきな大根」だったのでは?
なんて疑問に思っているんです。