菜の花 歴史
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菜の花の歴史
菜の花はナタネ油をとったり、若い芽や茎を食べるために昔から栽培されていました。
飛鳥時代には花芽を食用としていて、日本書紀にも記載されていたんですよ。
その後、室町時代になると搾油法が考案されて食用以外に行灯や食用の油、油かすは肥料として利用されていきます。
明治維新以降栽培面積は増加していきます。
明治中期、第二次世界大戦後、昭和30年代とナタネ油は全盛期を迎えます。
しかし、稲の早植化に伴い裏作となる菜の花の作付けの減少や農産物輸入自由化、栽培の手間などの理由からそれ以降は減少していきました。
以前は菜の花の栽培を推奨していた農林水産省も平成13年産をもってナタネの作付面積、収穫量の調査を中止してしまいました。